今、台湾が熱い。ヘビーユーザーの多い台湾LINE 事情

 2018.08.20  デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

はじめに

去る7月31日に、台湾にて行われた「LINE台湾セミナー」。日本からは DialogOne®の商品設計を担当するソリューションビジネス開発部 園田友輝がお話をさせていただき、 前回のエントリーにてレポートさせていただきました。

今回は台湾のLINE事情について、台湾がどれだけホットな市場なのか、データを交えながらご紹介します。

高いアジア圏におけるLINEの普及率

LINE登録ユーザーは全世界で4億ユーザーを突破しています(2014年4月時点)。ユーザー数上位10ヵ国をみると上位5ヵ国がアジア圏となっており、アジア圏を中心に普及が進んでいることがわかります。

line-taiwan-01※左:全世界の登録ユーザー 数、右:各国の登録ユーザー数LINE社 LINE公式ブログより 2014年4月
http://official-blog.line.me/ja/archives/1001168643.html

特に普及率の高い日本・台湾・タイ・インドネシアの総MAU (月ごとのアクティブユーザー)は1億6800万人、MAUに対するDAU(一日ごとのアクティブユーザー数)の比率は75%となっています。つまりLINE登録ユーザーの4人に3人は毎日LINEを使用しており、アジア圏において欠かすことのできないコミュニケーションツールとして普及していることが分かります。

月間アクティブユーザー数※月間アクティブユーザー数/主要4ヵ国2017年12月期通期決算説明会より 2018年1月
https://scdn.line-apps.com/stf/linecorp/ja/ir/all/Q4_earningreleases_JP.pdf

 

台湾のLINEへの熱は日本よりも高い?

―日本国内のLINE普及率おさらい―

日本国内におけるLINEのMAUは人口比62.5%に当たる約7,500万人となっています。 MAUに対するDAU比率は84%と、アジア圏の中でも特に普及率が高いといえます。普段からLINEのみをSNSとして利用しているユーザーも40%ほどおり、日常のコミュニケーションをLINEだけで行っているユーザーも多く存在しています。

line-taiwan-03※LINE アカウント2018年4月-2018年6月媒体資料 
https://linebiz.jp/wp-content/uploads/2018/02/mediaguide_LINE_2018_04_06.pdf

―台湾のLINEに対する温度感―

それでは台湾の状況はどうでしょうか。 台湾では、人口2,400万人のうち75%に当たる1,800万人がLINEを使用しており、 ユーザーのうち94%は1週間のうち1時間以上必ずLINEを使用しています。日本におけるLINEユーザーの人口比率は62.5%ですので、どれだけ高い数値なのかお分かりになるかと思います。

line-taiwan-04<※LINEユーザー数と過去一週間の使用率(LINE台湾資料より)

また、 台湾では91%のユーザーが「最も重要なSNSはLINEである」と回答しています。新着メッセージをすべて開封するユーザーは80%で、LINEの通知内容を必ず確認するユーザーが76%となっています。友人と電話をする際には85%のユーザーがLINEを使用している、といったことからも、台湾の人にとってLINEは重要な日常のコミュニケーションツールとして受け入れられていることが分かります。

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※台湾におけるLINEユーザー数(LINE台湾資料より)

 

台湾企業のマーケティングも支えるLINE

―台湾企業のLINEアカウントでの活用―

もちろん台湾の企業においてもLINEの導入が進んでいます。現在LINE台湾では 155の公式アカウントが開設されており、そのうち37アカウントがLINE ビジネスコネクトアカウント、20アカウントは既に1,000万人以上の友達がいるアカウントに拡大しています。

家具販売店の公式アカウントでは、誕生月でセグメント配信したメッセージが、全配信に比べ5倍以上のクリック率となったという事例がありました。

line-taiwan-06※台湾での公式アカウント活用事例(LINE台湾資料より)

またあるネイルサロンでは、トーク上でネイリストを選択しカルーセルで送られてくる予約時間を選択するだけで予約ができるようになっており、LINEの機能を積極的に導入しマーケティング施策に活用している事例が増えてきています。

 

―台湾DACによる現地でのサポート体制―

普及率が高く、企業でのマーケティング活用事例も増えてきているLINEですが、台湾DACは企業のLINE活用を強力にサポートしています。台湾博報堂のLINE公式アカウントの導入提案から、台湾DACは配信運用、各種数値のレポーティング等、まさにかゆいところに手が届く形で展開をしています。LINE公式アカウント運用に加え、日本でも人気の高いLINE Ads Platform(LAP)というLINE上に表示される広告出稿のサポートも可能です。

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※台湾DACのLINEアカウントおよびLINE Ads Platform対応領域

 

おわりに

今回はLINE普及率が高いアジア圏の状況、その中でも特に普及率の高い台湾の状況についてご紹介させていただきました。新着メッセージ開封率80%という数値は、まさに台湾の人にとってLINEメッセージへの感度の高さを物語っています。LINEを通したユーザーとのコミュニケーションが台湾市場のマーケティング施策には欠かせないことは明らかです。

台湾でのLINE活用を始めるならまさに今。ユーザーの温度感の高い台湾でのLINE活用を検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせください。

※DialogOne®に関するお問い合わせはこちらからお願い致します。

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