事例で学ぶ!LINE ID 連携の活用方法とは?

 2023.01.11  PORTL編集部(トーチライト)

LINEのUser ID(UID)と企業が持つ顧客の会員情報を紐づけるID連携
ID連携を行うことにより、顧客のニーズを把握するために必要なデータを取得することができます。

以前本ブログではID連携の仕組みとメリットをご紹介しました。そこで今回は前回の内容を踏まえて、事例を用いたID連携の活用方法を解説します。LINE公式アカウントでのデータ活用を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!

※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

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ケース1:属性データを生かしたセグメント配信

スポーツメーカーX社は、ID連携を活用し、ユーザーの属性情報をもとにセグメント配信を行いました。

X社は商品を豊富に取り揃えているため、以前の配信ではメンズやレディース、子供向け商品まで、商品情報を1度の配信にまとめて届けていました。しかし、男性のユーザーはメンズ商品、女性のユーザーはレディース商品に興味を持つように、ユーザーが求める商品はそれぞれ異なります。

この時、X社のユーザーも「自分に合った商品の情報がほしい」というニーズが存在していましたが、現状のメッセージ配信方法ではニーズが異なり、通知が煩わしくなってしまう可能性があります。そこで、ユーザーのニーズに合った配信をするための手法としてID連携を活用したのです。

X社はID連携を行って、自社の会員登録情報からユーザーの性別や年齢などの詳細な属性情報を取得しました。そして、それらの属性情報を紐づけてLINE公式アカウントでセグメント配信を行いました。

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「男性のユーザーにはメンズの商品情報」「10〜20代のユーザーには若者向けの商品情報」というように、ユーザーの属性情報をもとにした配信を行ったため、全配信と比べて開封率とクリック率を上げることができました。ID連携を行ったことにより、X 社はユーザーに最適な情報を届けることができたのです。

 

ケース2:LINE外のデータを生かしたセグメント配信

化粧品メーカーY社は、「自分の好みや悩みに合った商品の情報がほしい」というユーザーのニーズに応えるためにID連携を行いました。

ID連携を行うと、企業の会員情報などLINE外のデータをLINE公式アカウントでのメッセージ配信に活用することができます。Y社はID連携で取得したLINE外のデータである「購買履歴」を活用して、メッセージ配信を行いました。

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今までY社で商品を購入したことがあるユーザーに対して、過去に購入したものに近い商品のセール情報やキャンペーン情報を実際に配信したのです。

LINE外のデータを簡単にLINE公式アカウントでの配信に活用できるのは、ID連携ならではの魅力です。

 

ケース3:ユーザー行動データを生かしたセグメント配信

人材会社Z社は、ユーザーへのリマインド配信にID連携を活用しました。

Z社は以前から、「面談の日程や準備物をリマインドしてほしい」という意見を顧客からもらっていました。そこでZ社が持つ面談の予約情報のデータとID連携を行い、面談日が近づいたユーザーにLINE公式アカウントで自動的にリマインド配信を行いました。

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利用ユーザーが多いLINEで、面談日や準備事項のリマインド配信を行えばユーザーが見落とすことも少なくなりますし、「今日の面談をすっかり忘れていた!」というようなミスを防ぐこともできます。また、配信を自動送信にすることで、ひとりひとりのユーザーにメッセージを送る手間を省くこともできます。企業側の負担も少なくなるので、ユーザーと企業ともに有益な施策です。


おわりに

いかがでしたか? 
今回は、ID連携によってユーザーのニーズを把握した配信を行い、より良質な顧客体験をユーザーに提供した事例をご紹介しました。LINE ID連携の仕組みは分かっていても、実際にどのように活用できるのかイメージすることは難しいですよね。今回ご紹介した活用方法以外にも、ID連携をすることで実現できることはたくさんあります。


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※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

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この記事の執筆者

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