初心者必見!LINEで顧客の心をつかむためには?

 2022.12.05  PORTL編集部(トーチライト)

LINE公式アカウントの最大の魅力は、ユーザーと企業が1to1コミュニケーションを取ることができるところです。ユーザーひとりひとりにあった、適切な情報の配信を行うことができます。

しかし、ユーザー情報をしっかり取得・把握しなければ、1to1コミュニケーションは実現できません。そんな時に役立つのが「ID連携」です。

今回は、ユーザー情報を取得する手法のひとつであるID連携に注目して、ID連携の仕組みとメリットを解説します。LINE公式アカウントを運用している方だけではなく、これから運用を考えている方もぜひご覧ください。

※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

ID連携ってどんな仕組み?

ID連携とは、「LINEのUser ID(UID)と企業が持つ顧客の会員情報を紐づけること」を指します。User IDは、LINE公式アカウントを友だち追加しているユーザー1人1人に付与されている識別子です。皆さんがLINEアカウントを検索するときに使うLINE IDとはまったくの別物で、システムの裏側に存在する固有のIDです。

【A-26】図1

 

なぜID連携をする必要があるのか

では、このUser IDを利用したID連携はなぜ必要なのでしょうか?それは、顧客のニーズを把握するために必要なデータを取得できるからです。

多くの企業や商品が混在する世の中で、自社が顧客に選ばれるために必要なのは「顧客視点」で考えることです。顧客のニーズが把握できていないと、興味がないと感じる内容を含むすべての企業情報をただ一方的に発信するだけとなり、顧客離れを引き起こす可能性があります。しかし、顧客のニーズを把握し、そのニーズに合わせた情報発信をすることで、顧客に寄り添ったコミュニケーションを取ることができます。すると、顧客は企業に対してポジティブな感情を抱くようになり、信頼関係を構築できるのです。

その関係構築に必要なものが、顧客のニーズの把握です。ニーズを把握するためには、データを集めることが必要になります。LINE公式アカウントで顧客のデータを収集するには、トラッキング機能やアンケート、キャンペーンなどいくつかの方法がありますが、より質の良い顧客データを収集できるのがID連携なのです。

 

ID連携で◯◯ができる!

では、ID連携で出来ることになるのはどのようなことでしょうか?
いくつか例を交えてご紹介します。

顧客情報の詳細がわかる

ID連携は、LINE公式アカウントのデータと企業で保有しているデータを統合することができます。

まず、LINE公式アカウントのデータと企業で保有しているデータには関連性がありません。同じ人物だと判断する材料がないのです。つまりAさんという人物が、LINE上のデータと企業が保有するデータでは、別人として存在していることになります。Aさんの情報が連携できていないことは、Aさんのニーズとは異なる一方的なコミュニケーションを取ってしまう原因になり、顧客離れを引き起こすことも考えられます。

しかし、LINE公式アカウントのデータと企業が持つ会員情報を紐づけるID連携を行うことで、それぞれのデータでAさんが同じ人物であると判断できるようになります。

例えば、Aさんが、某飲食店の会員ページで「恵比寿店」をお気に入り店舗として登録し、その飲食店のLINE公式アカウントが配信した5月28日のメッセージを開封していたとします。【A-26】図4-3同じAさんの情報でも、会員ページの情報とLINEの情報は別の人物の情報として存在しています。
しかし、ここでID連携をすることで、「AさんのLINE User IDは〇〇」「お気に入り店舗は恵比寿店」「5月28日配信のメッセージを開封」という情報がすべてAさんのものであると判断することができます。つまり会員ページの情報からLINEで取得できるデータまで、統合して管理・把握することができるのです。

【A-26】図2

 

顧客のニーズに合わせた情報配信ができる

ID連携のメリットは、データを統合して管理できるだけではありません。統合したデータをもとに、顧客のニーズに合ったメッセージを配信することも可能です。なぜなら、LINE公式アカウントのデータと企業が保有するデータを統合することで、LINEデータだけでは分からない顧客のデータを取得することができるからです。

例えば、某化粧品ブランドで購入履歴はないけど、そのブランドのLINE公式アカウントと友だちになったBさんがいるとします。Bさんはまだ商品を購入したことがないため、購入を促す施策として、『はじめての方へ特別キャンペーンのお知らせ』をLINE公式アカウントで配信します。するとBさんは、はじめてそのブランドを利用する自分のニーズに合った情報が届くため、ブランドに対して「今度キャンペーンを使ってみようかな」というポジティブな感情が生まれます。

このように、ID連携で取得したデータをメッセージ配信に活用することで、顧客により良い顧客体験を提供することができるのです。

【A-26】図3

また、ID連携によってLINE外で取得した情報を配信に活用することは、顧客に顧客体験を提供するだけではありません。その先の企業の売上向上や認知拡大など、目標の達成にも効果的です。

 

おわりに

いかがでしたか?ID連携をすることで、LINEと企業データを統合管理できるうえに、ユーザーのニーズを把握することもできます。ID連携で顧客のニーズを把握して、最適な情報配信を行い、自社のファンを増やしていきましょう!

DACではMessaging API対応ソリューション「DialogOne®」を提供しており、ID連携についてサポートが可能です。またトーチライト社と連携し、企業のLINE公式アカウント運用を支援する「SNS運用コンサルティングサービス」を提供しています。LINE公式アカウント活用においてお困りごとがございましたら、ぜひご相談ください。

※本記事はトーチライト運営の「PORTL」の記事を一部編集の上、転載する形で掲載しています。

関連ページ

この記事の執筆者

PORTL編集部(トーチライト)

PORTL(ポートル)は、株式会社トーチライトがSNSマーケティングに関するさまざまな課題を解決に導ける情報を提供していく拠点として開設されました。編集部は運営している株式会社トーチライトのマーケティングメンバーで構成されています。SNSマーケティング領域において役立つ情報を発信していきます。

PORTL(ポートル)は、株式会社トーチライトがSNSマ...

RELATED ARTICLES関連記事


LINEではじめるLINE公式アカウント『マーケティングDX』-ご紹介資料

RECOMMEND関連記事


RECENT POST「LINE」の最新記事


この記事が気に入ったらいいねしよう!