【詳細解説】AmazonDSPの新常識:AMC Audiencesとは?

 2023.12.25  デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

Amazon広告に関心がある方へ最新情報を提供します。

Amazon社が提供するデータクリーンルーム「Amazon Marketing Cloud」(以下、AMC)でカスタムオーディエンスを作成し、Amazon DSPにてピンポイントなターゲティングが可能な新機能「AMC Audiences」がリリースされました。

本記事では、「AMC Audiences」についての概要や具体的な活用事例などを詳しく解説いたします!
AMCとAmazon DSPの連携が、どのように活用されるのか気になった方はぜひ最後までご覧ください。

【基本】AMCとAmazon DSPのおさらい

「AMC Audiences」の解説に入る前に、AMCとAmazon DSPの概要を簡単に説明します。

1.1    Amazon Marketing Cloud(AMC)とは

AMCは、Amazon Adsが提供するデータクリーンルームです。Amazon IDを基にしたデータ管理を行い、広告配信効果の分析や外部データの連携を可能にします。詳細については前回の記事「 【詳細解説】Amazonが提供するデータクリーンルーム Amazon Marketing Cloudとは?」を是非チェックしてください!

1.2    Amazon DSPとは

Amazon DSPは、Amazonの広告プラットフォームでAmazon内外に対して広告配信が可能です。このプラットフォームの特徴は、Amazonの膨大なデータを活用して、静止画バナー、eコマース広告、動画広告など、多様なクリエイティブフォーマットの広告を出稿し、精密なターゲティングを行える点です。
詳細については前回の記事「【Amazon広告基本編】Amazon DSPの全てが丸わかり!」をご覧ください。

 

AMCデータを活用したカスタムオーディエンス

2.1    【概要】AMC Audiencesとは


AMCとAmazon DSPの概要を確認したところで、ここからは新機能の「AMC Audiences」について説明いたします。AMC Audiencesは2023年5月にリリースされたばかりの比較的新しい機能です。これまでAMCは主にデータ分析を中心に活用されていましたが、AMC上で抽出したユーザーをオーディエンス化し、Amazon DSPでの広告配信に活用することが可能となりました。
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つまり、これまでの「AMCを使ってデータを分析し洞察を得る」という工程だけでなく、得られた洞察を「広告戦略に直接活用することが可能」となったのです。

2.2    Amazon DSPのセグメントとAMC Audiencesの違い

「AMC Audiences」の特徴は、AMCで分析したデータをそのままAmazon DSPでのターゲティングに活用できる点です。
ここからは、より具体的にこれまでのAmazon DSPセグメントとAMC Audiencesの違いを説明します。

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Amazon DSPでは、独自のデータを活用したセグメントが用意されています。これには、デモグラフィック、特定商品への興味関心、ライフスタイルなどが含まれます。また、ASINリターゲティングの機能を利用すると特定の商品を閲覧または購入したオーディエンスを作成することが可能です。 

しかし、AMC Audiencesでは、SQLクエリを使用して既存のセグメントにないオーディエンスをAMCから自由に作成することが可能です。 
次の章で、具体的な活用例を紹介します。

 

Amazon DSPで配信できるAMC Audiencesの具体的な活用例

3.1    事例①:商品をカートに追加したが未購入のユーザー

オンラインショッピングの中で、ユーザーが商品をカートに追加したものの最終的に購入には至らないというケースは比較的よくあります。このような購買意欲のあるユーザー群を配信ターゲットとすれば、広告の効果は期待できます。今までのAmazon DSPセグメントでは、特定のASINを閲覧・購入したユーザーはターゲティングすることはできましたが、「カートに追加したけど未購入」というセグメントの作成は不可能でした。

それに対して、AMC Audiencesでは、特定の行動をとったユーザーのセグメントを作成できるため、「カートに追加したけど未購入」というユーザー群に対し具体的なターゲティングが可能です。また、カートへの追加だけでなく、欲しいものリストへの追加、定期おトク便での購入などもセグメントが作成できます。

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3.2    事例②:プライムデー期間にAmazon DSPもしくはスポンサー広告に接触したユーザー

プライムデーやブラックフライデー等、セール期間には非常に多くのユーザーがサイトを訪れます。このようなビッグセール期間に訪れたユーザーに対して、再度広告配信を行いたいと考えるメーカー事業主の方々も多いでしょう。しかし、従来のAmazon DSPセグメントでは、特定の期間に広告接触したユーザーをターゲットとすることはできませんでした。

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一方、AMC Audiencesでは、特定の期間に広告接触したユーザーを抽出してオーディエンスを作成することができます。
さらに、広告タイプや接触回数などもカスタマイズできるので、「セール期間中にスポンサープロダクト広告とAmazon DSPの両方に接触し、未購入のユーザー」など、柔軟にオーディエンスを作成することが可能です。

AMC Audiencesを活用してPDCAを回し、更なる運用効果の向上を目指す

具体的な活用方法を交えて、「AMC Audiences」の概要と特徴について解説いたしました。AMCによるデータ分析と、AMC Audiencesを活用した配信の両方を組み合わせることで、Amazon DSPの既存のセグメントだけでは対応できなかった高度な運用調整を行えるようになりました。これにより、さらなる運用効果の向上を達成するために、分析と配信の改善を反復するPDCAサイクルを回せるようになります。

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もし「AMC Audiences」に興味をお持ちいただけましたら、ぜひ下記のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後もAMCに関する更新情報や新しい活用事例をご紹介していきますので、ご覧いただければ幸いです。

 

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