広告計測技術で第三者認定を取得する意義・メリット-信頼性の高い広告計測を目指すXmediaOne®トラッキング-

 2018.11.13  デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

先日、DACの広告トラッキングツール「XmediaOne® トラッキング」の計測方法および検証プロセスについて「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」の認定を取得いたしました。
今回は、広告指標の計測認定を受ける意義やメリット、計測基準に則った広告配信結果レポートをご紹介します。

計測基準の認定制度について簡単に紹介

まずは、XmediaOne®トラッキングが計測基準を満たしていることを認定した「IAB Tech Lab」という団体について簡単に紹介します。

「IAB Tech Lab」は米国の広告業界団体「Interactive Advertising Bureau(IAB/インタラクティブ広告協会)」が設立した、デジタル広告業界における世界的な技術標準の確立と導入を促進する国際的な研究・開発団体です。実際に確立した世界基準では、動画広告の基準「VAST」やRTB取引の基準「OpenRTB」あたりが、デジタル広告業界では知られている基準かと思います。

この「IAB Tech Lab」が提供する広告指標の計測についての認定制度が「IAB Tech Lab Measurement Compliance Program」です。

(IAB Tech Lab Compliant Seal)
IAB Tech Lab Measurement Compliance Program

認定の名称が長いので、以降は「IAB計測認定」と書きます。

IAB Tech Labが提供する「IAB計測認定」を簡単に説明すると、IABとMRCが提唱するデジタル広告の計測基準ガイドラインに則って計測していることを、技術面、運用面、組織面と多面的に監査し、認定する制度です。

計測認定でグローバルに知られているものでは「Media Rating Council(MRC/メディア測定評議会)」が提供する認定制度ですが、「IAB計測認定」と「MRC計測認定」はどちらも基準は同じです。

(IAB、MRC について)
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XmediaOne®トラッキング が認められた計測基準の紹介

今回、XmediaOne®トラッキングによって取得した「IAB計測認定」で監査する代表的な指標は、「ディスプレイ(PC)」「モバイルWEB」「モバイルアプリ」「動画」の広告に対する、広告配信回数を表す「インプレッション数」、「クリック数」、画面内に表示されたことを表す「ビューアビリティ数」です。

この広告指標の計測について、IAB/MRCが定める基準に則っていることを監査します。

XmediaOne®トラッキング では、「ディスプレイ(PC)」「モバイルWEB」における「インプレッション数」「クリック数」「ビューアビリティ数」について、認定を取得しました。

(XmediaOne®トラッキングが認定された計測指標)
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広告計測指標の認定を受けるためには、IAB/MRC基準に則っている必要があります。

▼IAB/MRC基準(例)

  • 計測タイミング
    インプレッション数:広告画像が表示され始めてから計測する。(「begin to render」と呼ばれている)

    クリック数:広告をクリックした後、リンク先URLへのリクエスト後に計測する。

    ビューアビリティ数:端末のアクティブな画面上に、広告領域の50%以上が1秒以上、表示されてから計測する。
  • メソッドの制限
    クリックを受け付けるメソッドを制限する。
  • プリフェッチの除外
    データセンターのサーバからアクセスしているリクエストを計測対象外にします。
  • 検証目的のリクエストの除外
  • 無効なトラフィック(IVT)※の検知

 等…

※ 無効なトラフィック(IVT:Invalid Traffic)とは、主に人ではないトラフィックを指します。

認定を取得する意義・メリット

第三者が提供する認定を受ける意義・メリットについて、IAB Tech Labのサイトに記載があります。

xmediaone-tracking-image4
出典:https://iabtechlab.com/technology-compliance-programs/

ここに書かれている言葉を引用すると、認定を受ける意義として「信頼性、透明性の確立(establish trust, transparency)」という点が大きいと考えています。

世界的な技術標準を確立するIAB Tech Lab によってXmediaOne®トラッキングの計測方法及び検証プロセスが認定されたことは、「信頼性」「透明性」について日々検証と改善を重ねた結果、評価いただいたものと認識しています。

計測の透明性、正確性、信頼性は「広告トラッキング」において重要なポイントです。広告トラッキングは通常、広告クリエイティブと合わせて配信され、計測するツールとして、広告主や広告会社が利用するため、広告効果を計測してマーケティング活動に活かすため、正確性が求められます。

最近ではどのツールも正確性は高いと思いますが、正確であることの信頼性、透明性がなければ、導入する企業にとってリスクになります。

世界的な信用のある第三者による認定を取得することで、導入する企業のリスクが軽減されるため、安心して利用することができます。

計測基準に則ったレポートの紹介

IAB計測認定では、広告配信結果のレポートで表示する項目についても定められています。

そのため、XmediaOne®でもIAB基準に則って、レポート項目、レイアウトを変更しました。

▼インプレッション レポート

  • インプレッション数(Gross Imp)
  • 無効なトラフィックを除いたインプレッション数(Net Imp)
  • 無効なトラフィック数(Invalid Traffic)
  • 無効なトラフィックを除いたインプレッションの割合(Net Imp(%))

無効なトラフィックがどのくらいあったのか、を可視化したレイアウトにしました。

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▼クリック レポート

  • クリック数(Gross Clicks)
  • 無効なクリックを除いたクリック数(Net Clicks)
  • 無効なクリック数(Invalid Clicks)
  • 無効なクリックを除いたクリックの割合(Net Clicks(%))

無効なクリックがどのくらいあったのか、を可視化したレイアウトにしました。

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▼ビューアビリティ レポートイメージ

  • ビューアビリティ計測が可能なインプレッション数(計測可能Imps)
  • ビューアブルインプレッション数(Viewable Imps)
  • ビューアブルしなかったインプレッション数(Non-Viewable Imps)
  • ビューアビリティ率(Viewability(%))

ビューアブルインプレッション数として計測されるまで仕分けられた数を可視化したレイアウトにしました。(無効なトラフィックはインプレッションの時点で仕分けられているため、ビューアビリティレポートには含まれていません)

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まとめ

信頼されている第三者によって認定されることは、基準に則った計測を行うだけでなく、広告主や広告会社といった利用する企業に対して信頼性、透明性が高いことを証明することにつながり、安心感を与えます。

また、レポートによって可視化されることで、利用者自身が計測指標の正確性の根拠を確認することができます。

関連URL

IABホームページ(英語): http://www.iab.net
MRCホームページ(英語): http://mediaratingcouncil.org
IAB Tech Lab ホームページ(英語): https://iabtechlab.com
XmediaOne® 紹介ページ:https://solutions.dac.co.jp/xmediaone

今後もマーケット状況に合わせて変化する計測基準に準拠するよう、機能・サービスの開発に取り組んでまいります。

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