Facebook Marketing Partner認定!トーチライト社 インタビュー

 2015.10.01  adtech管理者

アドテクを中心として広告業界のトレンドについて発信をする『DAC AD TECH BLOG』。今回はFacebook Marketing Partnersにおいて「Ad Technology(アドテクノロジー)」部門のパートナー企業として認定されたトーチライト社へのインタビューです。トーチライト社の三原さん、菊池さんに、なぜパートナーに選ばれることが出来たのか?どんな施策を行ってFacebookやTwitter広告出稿で効果をあげているのか、についてお話を伺いました。

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左:三原さん、右:菊池さん

はじめにトーチライト社について教えてください。

設立は2008年で、当時は株式会社ミクシィと三菱商事株式会社の合弁会社、株式会社ネクスパスとしてスタートしています。2011年9月にデジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(以下DAC)が資本参加することで社名を現在の株式会社トーチライトに変更し、ソーシャルメディア向けエンゲージメント・プラットフォームサービス「involver」およびソーシャルグラフマーケティングの支援サービスを提供していました。※1 同年12月には、米国「GIGYA」社と業務提携を行い、日本で初めてオウンドメディアのソーシャル化プラットフォームの提供を開始するなど、国内でいち早くソーシャル領域のサービスを拡充させてきました。

現在では、DACのグループ会社として、ソーシャルメディアを中心としたアドテクノロジーを元に日本市場のニーズにあわせた広告マネジメントサービスを提供しています。
最も力を入れているのは、Facebook/Twitter/Instagram運用支援ツール「Sherpa(シェルパ)」です。弊社にて行うFacebook、Twitter、InstagramでのWEBプロモーションは、全てSherpaをベースにした運用のご提案をさせて頂いています。

※1現在、「involver」はトーチライトからのサービス提供は終了済。

2015年10月にFacebook Marketing Partnerに認定

今回、Facebook Marketing Partnerに認定されたということですが、何が評価されたのでしょうか。

そうですね、嬉しいことに2015年10月1日にリリースを出させて頂きましたが、弊社はAd Technology部門におけるFacebook Marketing Partner ※2 に認定されました。評価頂いたポイントはたくさんあると思いますが、大きくは運用実績とAPIを利用したツール開発の点と考えています。

まず、これまでの運用実績ですが、弊社はこれまでに延べ1,000社以上の多種多様なクライアントのFacebook広告キャンペーンの運用管理やパフォーマンス最適化を支援させていただいており、そのノウハウと実績が評価いただいた、と考えています。特に「Consumer Package Goods(消費財メーカー)」、「Automotive(自動車)」の2業種を得意とする企業として、日本企業では初の認定を受けています。

※2:Facebookにおけるマーケティングで強みを持つ企業に対し、Facebook社が認定を行うパートナープログラム。専門的な部門に分かれ、それぞれの部門において革新的、先進的な技術でマーケティング効果を実証した企業がパートナーとして選出され、Facebook社よりその部門に応じた認定バッジが授与される。

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また、トーチライトとして最も力を入れている、Facebook広告も含めた運用支援ツールであるSherpaの開発での技術力を高く評価頂きました。例えば、現在ではFacebook広告では一般的なフォーマットであるカルーセル広告 ※3 ですが、当初はAds API Partnerのみに開放されていた機能でした。弊社ではいち早くSherpaにてカルーセル広告に対応し、広告効果の改善実績 ※4 に繋げています。また、広告効果があるとして需要が高い、キャンペーンCV類似オーディエンス(CCLA)という類似オーディエンスのアドバンス機能にもSherpaは対応しており、多くのクライアントにご利用頂いています。

※3:1つの広告ユニットで複数の画像やリンクを紹介できる広告フォーマット。詳細はこちらのリンクを参照
※4:広告効果改善実績の詳細は、こちらのリンクを参照。

Facebook Marketing Partnerになったことで、これまでと何が変わるのでしょうか。

Facebook Marketing Partnerのバッジをもらえることの影響は大きいです。まず、Facebook Marketing Partnerを対象にしたFacebook広告の最新情報やAPIの利用が可能になります。Facebookサービスを他社より先行して、より早く、より深く理解できるため、利点・欠点を見極めた上でお客様にご提供できるようになると考えています。

また、Facebook社に認められたことで、弊社サービスのクオリティの保証にも繋がります。従来よりも新規のクライアントへのサービス提供が加速され、より高度なWEBプロモーションへの取り組みを行うことが可能になると考えています。そこでの経験とナレッジは弊社の重要な資産になりますので、今後のSherpa開発に必ず生かされ、既存のクライアントも含め、さらなる価値提供につなげていくことが出来るでしょう。

Facebook Marketing Partner認定の要因の一つとなった、Sherpaについて詳しく教えていただけますか。

トーチライトは2014年7月にFacebook Ads API Partnerに認定されているのですが、そのタイミングでFacebook運用支援ツールとして開発したのが「Sherpa」です。2015年6月にはアドテクノロジー部門におけるTwitter Official Partnerに認定されたことを受けTwitter広告の出稿、レポート機能をサポートしています。また、2015年9月にはInstagram Ads APIへのアクセス権を許可される初期パートナーに選出されたことを受け、セルフサーブモデルでのInstagram広告配信が可能となりました。そして現在、SherpaはFacebook/Twitter/Instagram運用支援ツールとしてご提供しています。

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そのSherpaには大きな特徴が2つあります。ひとつは、運用支援ツールとしてFacebook、Twitter、Instagramプロモーションの運用負荷を軽減させる機能を有していること。もうひとつは、ネイティブな管理画面では使用できないFacebook、Twitter、Instagramの最新機能を実装し、プロモーション効果を高めることができることです。

Sherpaの活用で、Facebook広告の運用負荷を1/6に軽減

運用負荷を軽減させる機能としてはどのようなものがあるのでしょうか?

はい。主な機能としては、キャンペーンスプリット機能があります。
Facebook、Twitterともに、A/Bテストを含め、ターゲティングを詳細に分割しターゲティング毎に適切なクリエイティブを当てていくという運用が多いかと思います。その場合、多いときにはキャンペーン(または広告セット)を30~50個、またはそれ以上作成する場合もあります。そのようなターゲティング条件を詳細に分けてキャンペーン(または広告セット)を設定する場合、Sherpaでは少ない手順で大量のキャンペーン(または広告セット)を作成できる機能を提供しています。ターゲティング条件にもよりますが、Facebookの広告セット30個を1時間以上かけて作成していたものを、10分程度で作成できます。

1/6に時間短縮できるのは大きいですね。最新機能への対応についてはいかがでしょうか。

ネイティブな管理画面では使用できない最新機能として、現状、Facebookでは「カルーセル広告10画像投稿」と「キャンペーンCV類似オーディエンス(CCLA)」があります。Twitterでは「Exact Follower」、「キャンペーンアクションターゲティング」があります。

CCLAの活用によりCPAを20%改善したケースも

最新機能でよく利用されている機能はどのようなものがあるのでしょうか。

Facebookでご活用いただくことが多い機能はCCLAですね。これはFacebookの一般的な機能である類似オーディエンスのアドバンス版になります。通常の類似オーディエンスでは、リマーケティングタグやCVタグで取得したデータを基に拡張を行いますが、CCLAではFacebookのキャンペーン(または広告セット)を基に拡張を行います。広告効果の改善 ※5 が期待できるため、弊社が運用するFacebook広告キャンペーンでは必ず使用しており、この活用が運用実績の評価にも繋がっていると考えています。

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※5 広告効果改善例の詳細は、こちらのリンクを参照。

Facebookでキャンペーンを基に拡張を行う利点は何なのでしょうか。

そうですね、利点としては2つあります。ひとつ目は、Facebook広告に反応しCVしたユーザのみをベースに拡張されることです。そうすることで、リワード広告などのポイント目的でCVしたユーザ、つまりノイズデータが除外できます。
ふたつ目は、配信中のキャンペーン(または広告セット)を拡張のベースにできるため、ベースとなるユーザは常に新鮮な状態を保持することが出来ることです。弊社実績では、CCLAは類似オーディエンスと比較してCPAを最大20%程度下げられた案件もあります。

ハンドルフォロワーのみに配信が可能となる「Exact Follower」

Twitterに関してはいかがでしょうか。

TwitterではExact Followerをお勧めしています。通常のハンドルターゲティングでは、指定したハンドル(Twitterのアカウント「@****」のもの)のフォロワーおよびその類似ユーザが対象となりますが、Exact Followerにおいては指定したハンドルのフォロワーのみを対象にできます。使用方法としては、ターゲティング条件として指定することもできますが、除外オーディエンスとして利用することが最適と考えています。

Exact Followerをターゲティング条件として指定した場合、リーチ精度は高くなりますがボリュームが小さくなるという欠点があります。ただし除外に利用した場合、除外したいオーディエンスのみを対象とできるため非常に有効な使用方法であるといえます。

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ソーシャルを軸に、Sherpaをさらに強力なマーケティング支援ツールに。

最後に、今後の展望について教えて下さい。

現在のWEBマーケティング全般でデータドリブン、MA(マーケティングオートメーション)という大きな流れがあるかと思います。Sherpaについても同様の流れは必然と考えておりデータを活用した広告配信、自動化による運用負荷の軽減といった機能は充実させていく予定です。2015年10月に正式にFacebook Marketing Partnerに認定されましたので、クライアントにおけるFacebook/Twitter/Instagramマーケティングに対してより強力な支援ができるツールとして進化できることを期待しています。

Facebook、Twitter両社のAd Technology部門における正式なパートナーは、日本企業では弊社を含めて2社しかありませんのでFacebook、Twitter、Instagramおよび国内マーケットの弊社に対する期待は大きいと感じています。それぞれの動向は常に注視し、Sherpaを最新のマーケティングツールとして市場に提供するだけでなく、国内マーケットの動向を適切に把握しながらニーズにあわせた形で最適化させていければと考えています。

また現在の広告チャネルはFacebook、Twitter、Instagramのみであるため、ソーシャルメディアを中心とした広告チャネルを増やしていくことも想定しています。今はまだ詳しくはお話できませんが、今後も皆様のWEBプロモーション活動を成功に導くための機能とサービスを拡充させていきますので期待してください。

菊池さん、三原さんありがとうございました。

【参考リンク】

今回ご紹介した内容にご興味を持っていただいた方は、以下よりお問い合わせください。

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