【後編】インバウンド、訪日外国人がターゲット!注目のMCN、「Yummy Japan」へのインタビュー

 2015.06.10  adtech管理者

アドテクを中心として広告業界のトレンドについて発信をする『DAC AD TECH BLOG(アドテクブログ)』。今回はDACとの資本業務提携が発表となりましたYouTubeの“食”カテゴリのMCNとしてサービスを展開されています「Yummy Japan」代表の小太刀様、鈴木様へのインタビューの後編お届け致します。後編は人気のコンテンツの裏側と、今後の展開についてお話いただきました。前編はこちらからご覧ください

Yummy Japan

普段、外国人が入りづらいお店を紹介する番組が人気

その他に人気のチャンネルはありますでしょうか。

小太刀:「Deep in Japan」という、割とディープな居酒屋さんなどを紹介している番組が人気ですね。当初は外国人の女性2名だけで展開していたんですが、その2名が帰国してしまった経緯がありまして、今は女性グループ5~6名で展開しています。普通の海外の方だと入らない、足を運びづらいガード下や新橋の立ち飲み屋などをメンバーが訪問をしてその映像をUPしています。

訪問先は都内のみになるのでしょうか?

小太刀:そうですね、全国展開をしていきたいなという気持ちはあります。北海道はここ、大阪はここみたいな形で。ただ、彼女たちが都内在住なので、現状は都内のみですね。今彼女たち、自分の自腹でやっているんですよ。交通費を払い、飲み代を払い、というのでやっているんです。たまにいいご主人だと、飲み代いいよーと言ってくれて喜んでいたりはするんですが、なかなかエリアを拡大しづらいところはあるかなと思います。

Deep In Japan

テロップはYouTuberが自分たちで入れているのですか?

小太刀:基本的にはYouTuber自身で入れていますね。「Deep in Japan」担当のYouTuberは日本語が出来るので、日本語のテロップも彼女たちが入れています。またメンバーの1人、フランス人のフローリがもともと関西にいたこともあり、関西弁のテロップになっているんですよ。この関西弁テロップがウケて、日本人にも見られている人気のチャンネルになっています。

「Yummy Japan」は“食”をテーマとしたMCNかと思いますが、“食”ではない映像も色々と展開されているのですね。

鈴木:そうですね。あくまでも軸として“食”があるということです。広義な意味で観光や日本の文化を紹介しています。

「食」を軸として、広く日本を海外に紹介

先日の浅草の三社祭の紹介をしている映像もあるのですね!三社祭は外国人ばかりでしたね。

鈴木:そうですね。(当日はYouTuberと)一緒に撮影に行っていたのですが、本当に外国人ばかりですごい盛り上がりでした。ただ、三社祭って本当の見どころは100基の神輿が浅草寺の裏に集まるところなのですが、情報が回ってきていないから、(彼らは)仲見世通りで止まってしまうんですよね。なので、「もったいないですよね、そこをメインに伝えていきませんか?」というのを地元の方とお話をしていました。

日本人でも知らない方は多いでしょうし、外国人であればなおさらでしょうね。

鈴木:はい、日本人が分からないので海外の方が分かるはずがありません。町内会ベースでやっているものなので、あまり大々的に外には出していないのです。でも外国人が来ると地元の方もすごく喜ぶんですよね。

そういったものを、このMCNを通じて発信をしていく、と。政府も訪日外国人の人数目標人数を上方修正していますし、外国人の観光客はどんどん増えていますものね。

鈴木:そうですね。当初『2020年 に2000万人』を掲げていましたが、それが3000万人になっていますね。2014年に1300万人越えという数字がすでに出ていますから、たしかに2000万人はすぐ行くでしょうね。今年中には、もう達成してしまうのではないでしょうか。

来日外国人推移
※:訪日外国人数推移(出典:日本政府観光局)

多言語や様々な「文化」にも対応していきたい

さらなるサービス拡大のために、今現在不足している、今後強化しようと考えられていることはありますでしょうか。

小太刀:多言語対応が足りていないなというところと、今コンテンツとして、動画は1,300本以上あるのですが、これをいろんな視点だったり、言語だったりと、色々な方向に増やしていきたいな、と考えています。今はYouTubeメインなのできちんとしたページはないのですが、Webとアプリ展開をしていこうと考えています。その時に惹きのあるコンテンツにしておきたいなと考えています。

色々な方向に増やしていく、というのはどういったものでしょうか。

小太刀:食文化って多言語対応と同様に宗教によって変わってきますよね。たとえば、「ハラール」「グルテンフリー」「アレルギー対策」、「ベジタリアン、ビーガン系」など。そういったテーマに沿った展開をしていただけるクリエイターを集めていきたいと考えています。

異文化や食事内容に制限がある方向けの対応って日本は遅れている印象があるのですが、どうお考えでしょうか。

小太刀:そうですね。現状やはり、まだまだ数は少ないと感じています。すごく真剣にやってらっしゃるところももちろんあるのですが、お店が自腹を切ってやられているケースがほとんどで。予算のない中でやっているのが現状です。でも、そこをフォーカスしていくことで、真面目にやられている方をサポートしていくことが出来ないか、と考えています。「Yummy Japan」が仲介役となって、企業などを協賛としてつけてやっていくと、コンテンツも充実しますし、インフラとしても整えることが出来るだろうと。
また、多言語で行くと、中国、インドネシア、タイといったエリアでしょうか。訪日外国人数が多い国々ですし、リピーターが多いのもそのエリアです。

WEB、アプリの展開も考えていらっしゃるということでしたが。

小太刀:WEBは参加のチャンネルを集約します。YouTubeだけだと見せ方に限界があるため、整理をしてYouTube動画の再生数を増やしていきたいと考えています。

アプリの展開としては、アプリ上でお店の動画を取るだけで、すぐにお店の紹介が出来る様にしたいと考えています。(誰でも)フォーマットに沿って撮影すれば、簡単に紹介動画が作れてしまう形。それが地図と連動していて、見る方が動画でも見られて、という形にしたいですね。

YummyJapan interview

地図から入るようなイメージでしょうか?

鈴木:そうですね。ノンバーバル(非言語)で、ビジュアル化出来ればな、と。最初は(外国人の方は)地図もよく見られないと思いますので、今自分の近くにあるものが分かりやすいようにして、動画にアクセスできるように出来れば、と考えています。目標としてはそんな感じですね。そうすると、まだYouTuberになりきれていない人も動画を撮りやすくなると思います。将来のYouTuberを育ていきたいです。

小太刀:マネタイズの方法としては、アプリ内課金をする形を想定しています。課金すると「おいしそうに見えるフィルターを使える」とか。そんなことも考えています。

今回、弊社と業務提携をさせていただきましたが、今後の取り組みについて期待いただいてますでしょうか。

小太刀:はい。弊社は元々“映像制作をする“ということはやってきていますが、媒体として「売る」ということは全然わからないです。そこはぜひDACさんのお力をお借りしながら、見る側にとっても、広告主にとっても魅力的なメディアにしていければと考えています。
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小太刀様、鈴木様ありがとうございました。

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