世界最大級の位置情報系プラットフォーマーFoursquareが AudienceOne®と連携!

 2020.12.10  デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社

2020年12月9日にプレスリリースしました通り、この度、世界最大級の位置情報テクノロジー・プラットフォーマーであるFoursquareとAudienceOne®が連携しました。

今回は、Foursquareとの連携によってできることを詳しく解説します。

また、本記事でご紹介しているFoursquareのデータを含め、位置情報データを活用した広告配信・効果計測について解説した資料も公開しております。ぜひダウンロードのうえご活用ください。

WEB×店舗_マーケティングに有効な位置情報データ活用ガイド

Foursquareとは

Foursquareは、全世界6,000社以上が導入している、アメリカ発、世界最大級の位置情報テクノロジー・プラットフォーマーです。グローバルでは3億UU、日本でも1,500万UUものデータを保有しています。もともとは「Factual」という企業名でも知られていましたが、現在は来店時にユーザーがチェックインするアプリで知られる「Foursquare」と合併し、より強力なプラットフォームに進化しました。

前身であるFactualは、Google AdSense の開発者の一人が創設した企業で、特に技術開発やデータ解析、プライバシーへの配慮に力を入れており、現在のFoursquareにもこの精神は引き継がれています。

このような背景から、来店計測の信頼性において、位置情報系プラットフォーマーとして世界初、そして唯一(※執筆時点)のMRC(Media Rating Council)による厳格な審査を通過した実績を持っています。

また今回の連携では、位置情報に加えて、彼らのパートナーでありWebサイトのシェア履歴データを保有するShareThis社のデータも含まれています。

位置情報は「〇〇(場所)に行った」というユーザーの強い興味が反映されたデータとして知られていますが、「〇〇(コンテンツのジャンル)をシェアした」という検索履歴よりも更に関心の高い行動を捉えることができるのがFoursquareのデータの強みです。

 

Foursquareとの連携によってできること①:広告配信への活用

FoursquareのデータはAudienceOne®を経由して、あらゆる広告配信プラットフォームへセグメントを連携し、ターゲティング配信することができます。

Foursquareのセグメントは、「豊富なセグメントの種類」「位置情報で狙い撃ちするカスタマイズ」「広告配信における実績」の3つの強みがあります。

豊富なセグメントの種類

Foursquareの基本セグメントは「位置情報ベースのセグメント」「Webサイトのシェア履歴ベースのセグメント」と大きく2つあり、それぞれの特長を活かしたセグメントとなっています。

・位置情報ベースのセグメント

位置情報に基づく行動履歴から推定した、基本属性やライフスタイルなど100以上の基本セグメントがあります。

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・Webサイトのシェア履歴ベースのセグメント

Webサイトのシェア履歴から推定した興味関心など50以上の基本セグメントがあります。

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位置情報で狙い撃ちするカスタマイズ

位置情報の行動履歴から「よく行くショップ」「よく行くレストラン」「よく行くコンビニ」のように、『場所』・『頻度』・『曜日』・『時間帯』などを指定して、オリジナルのセグメントを作成することができます。

ここまでに紹介したセグメントを組み合わせることで、解像度が高いユーザーへのターゲティング配信が可能となります。

※例:自動車業界向けの作成セグメント
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広告配信における実績

これまでFoursquareが提供してきたセグメントによる広告配信プラットフォームでの実績から、DSPでもSNSでも、全体予算の約20%をFoursquareのターゲティングに割り当てる、Web指標を達成するケースが増加する結果が出ています。
AudienceOne®は、あらゆる広告配信プラットフォームと連携していますので、Foursquareのデータをさらに活用しやすくなります。

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  お問い合わせはこちら  



また、Foursquare×AudienceOne®︎の広告配信へのデータ活用については、こちらの資料にてさらに詳しくご紹介しております。ぜひダウンロードのうえご活用ください。

Foursquareとの連携によってできること②:来店計測(β版)

MarketOne®で広告配信をする場合は、Foursquareの位置情報を来店計測に利用することができます。独自の「Snap to Place」という手法を用いて周辺の建物の特徴やGPSのズレ具合などを加味して来店判定を行い、高精度な計測方法による分析メニューを提供します。分析メニューは2つの異なる分析方法を選ぶことができます。

広告効果を可視化する「Attribution(β版)」

以前は「Placed」として知られていた「広告起因での来店を可視化」するサービスです。

具体的には、計測地点における広告掲載前の過去1か月間におけるユーザーの来店傾向と広告掲載中のユーザーの来店傾向を比較して分析することで、来店計測の結果に広告配信結果やユーザー属性が追加されます。これまでの来店計測では可視化できなかった、「広告起因での来店」を可視化することができる手法です。

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これにより、広告によってどのくらい来店者が増加したのかを把握し、次の打ち手へつなげることができます。
現状β版のためトライアルメニューを用意しています。


ターゲットユーザーの来店傾向を可視化する「Measurement」

広告配信期間中におけるターゲットの来店傾向を分析するサービスです。

よくある来店計測の分析方法ではありますが、Foursquareの高精度な計測データを利用することができます。またオプションで、AudienceOne®に蓄積されたデータ(オウンドサイトの来訪履歴や、AudienceOneの属性データなど)と組み合わせた分析をすることができる、柔軟性の高いメニューです。

まとめ

AudienceOne®とFoursquareのコラボレーションにより、グローバルで利用されている位置情報を日本でも活用することができるようになりました。

DACではパートナー企業との連携を強化しており、今後もData Exchangeパートナーを増やしていく予定です。ご期待ください。
なお、今回ご紹介した内容についてご興味を持っていただいた方、また「こんなデータが使いたい」といったご要望がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

また、位置情報データを活用した広告配信・効果計測についてご興味のある方は、ぜひこちらの資料もご活用ください。

WEB×店舗_マーケティングに有効な位置情報データ活用ガイド

 

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